世界の合唱に触れて・・・
今回、バルセロナで開催された第11回世界合唱シンポジウムに参加して、日本の合唱とそれ以外の国々との合唱の違いを肌で感じる事ができました。長い間、洲脇先生がおっしゃってこられたことが何だったのか・・・合唱はなんのためにあるのか・・・なんていうとちょっと哲学的な感じもしますが、先生のおっしゃる「みんなでうたうことに合唱の意義はある」「合唱はアマチュアのもの」という言葉は、海外で毎日のように様々な国の合唱に触れてみて心に沁みこんだ感じがします。
中でも、今回バルセロナに行こう!という気持ちになったのは、「カナダのELEKTRA WOMEN'S CHOIR が世界合唱シンポジウムのコンサートに出演されるので、その歌声をきくことができる」ということがわかったからでした。そして、幸運にも、かつて、宝塚ベガホールで、指揮者のMorna先生からご指導をいただいたご縁もあり、7月29日にELEKTRAとエオリアンとが合唱で交流することができたのです!
Da Pacem をMorna先生の指揮で歌い、Nigra Sum、Consider the Lilies 、さくらさくらを洲脇先生の指揮でELEKTRAといっしょに歌った時には、感動で胸が熱くなりました。そしてELEKTRAの歌声を、隣で聴けたのも忘れられない楽しいひとときになりました。ELEKTRAのピアノは、Consider the Lilies など、たくさんのカナダの曲を作曲しているStephen Smithさん。ほんとうに、贅沢な、想い出いっぱいの時間です。
7月29日夜のシンポジウムのクロージングコンサートでは、Consider the Lilies を演奏されたELEKTRA。爽やかな風が心の中を吹き抜けるような、温かく心地よい響きの合唱でした。・・・「もっともっと聞いていたいなあ~」・・・聴衆がそんな気持ちになるような演奏。素晴らしい時間でした。
8月26日の全日本おかあさんコーラス大会、11月25日のクリスマスコンサートが終わると、来年は35周年記念演奏会・・・どんなコンサートにするか、今、考えています。ご期待ください。